1/6植毛カスタム 連結式

紫の髪をした男性を作りたいのですが、
紫髪の素ヘッドが販売先に見あたりません。
植毛することを(しぶしぶ)決定。

【今回のヘッドについて】
 ・既存ドールの髪を短く切る。
 ・ピンセットなどで首穴から髪を抜く。
 ・ペイントを薄め液で消す。
…素ヘッドを買った方が安くあがりますし簡単です…

アイペイントは、植毛後です。
今回は試し書きのつもりだったんですが、思った以上に雰囲気が出て消せなかった。
でも、お湯パーマでよれる可能性大なので、後に描く方が安全。。

既存ヘッドを使用すると、
すでに針穴があってガイド代わりになります。

※連結式の植毛手順の実際について、
詳しいのはこちら。
 → Lyrical MODE LABO内

【準備するもの】
 ・ぬいぐるみ用針と針山
 ・ラジオペンチ(針を通すのに苦労した時)
 ・水の入った鉢
 ・塩ビボード(作業台)
 ・目の粗いクシ
 ・サラン、エクステなどの人形用髪
 ・クリップ
 ・輪ゴム・しつけ糸など
 ・ハサミ
 ・竹くし
パッチワーク用指ぬきなんかもいいかも。
 頭頂部から植毛開始。
 元ヘッドはサイド分けでしたが、
 このキャラはつむじから自然に落ちるので
 あまり分け目を意識せず。

 クリップですでに植えた髪をまとめると、
 楽に行けます。
 手間を惜しまない方がきれいに出来ます。
 一休みするときは、首穴側の(連結最後)
 髪を留めておきます。

 こういう滑り止めのないクリップの方が、
 植え終わってない髪を引っかけずにすむ。
 ギザで引いてしまい、何度か失敗…。

 まだまだモヒカン。
 側方は、間引くように植える間隔を開ける。
 完成髪型予想で調整する。

 密に植えるところは細く、間を開けるなら
 太めにするとか。

 ただ、あまりに量が多いと、頭部内で
 髪自体が噛んでしまいます。ほどほどに。

 一度に植えるのは、10本くらい。
 細いかな…くらいがやりやすかったです。
 最初の植え終わり。
 慣れてくるとスピードアップします。
 上の状態からここまで、およそ6時間。
 最初の2列には3時間もかかってます。

 生え際は細かく植えてみました。
 できあがり分をまとめるのが大変になり、
 クリップから、糸やテープに変更。
 
 カット予定のため、毛先の状態気にせず。
 ロング美髪ならばもう少していねいに。
 ここからお湯パーマと調整。

 ヘッドを割り箸などに刺し、ビンや缶へ。
 畳なので洗面器もかう。

 おおよその分け目を竹くしなどで整える。
 沸騰させて少し置いた熱湯を、
 静かに頭頂部からかけます。
 サッと髪が寝て、分け目がはっきりします。

 かなり隙間が。
 この隙間を埋めるように、水を切ってから
 再び植毛します。
 片目を出すように、前髪に分け目。
 追加植毛後にまたお湯をかけます。

 だいたいこんな感じ?。
 なぜか頭頂部から色違いの髪が出てる
 そういうキャラクターなので、
 5つの細い髪束になるよう、想定つむじから
 植えてみます。

 追加分はサランの濃紺タイプ。

 植えたらまたお湯かけ。
 ゆるくウェーブのかかったショート、という
 キャラ設定に基づき、お湯パーマをします。

 まず三つ編みを作ります。
 ゆるウェーブなので、太い三つ編みでも
 いいかな?とこんな感じで。

 三つ編みの終わりはしつけ糸です。
 分け目がはっきりするよう、
 髪を引っぱり気味にしてみます。
 
 やや気休めですが、
 サランラップを髪と顔の間にかませます。
 熱で、絵の具が髪につくのを防ぎます。
 ガーゼなどで頭をくるみ、首元で止める。
 これもクセ付けになるはず。
 このクセが髪の断端になる予定。
 鍋にお湯を沸かし、弱火にしてから頭部を
 ぽちゃんとつけます。
 鍋肌に頭部がつかないよう(溶けます)、
 また、ガーゼに火がつかないように注意。

 このまま20分煮ました。
 水気を取って、陰干し。
 頭部をくるむ時ですが、あまりぎっちりだと
 熱で柔らかくなった頭部が変形します。
 変形したまま固定されますので注意。

 完全に乾かします。

 丸一日でほぼ乾燥終了。
 ザッと、くくってあった先端をカットして、
 竹くしで三つ編みをほぐします。
 片目が出るように行ったクセつけ、
 ちゃんとうまく行きました。
 ガクのような色違い髪は、5つ。
 水で薄く溶いたボンドで、髪束を固めます。

 それからカット。
 植毛した量がそこそこ多かったのか、
 かなりボリュームあります。
 ざっとレイヤーカットもどきをして、
 大まかに完成。

 つい切りすぎてしまうので、
 慎重になりすぎるのかもしれませんが、
 まあいいかなあと。

 これで本体は完成です。


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